和風ドールハウス居酒屋「藤」はご依頼によりオーダーメイドで制作した。ドールハウスです。
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オーダーメイドハウス
和風ドールハウス居酒屋「藤」
店の屋号の入った「ちょうちん」
この細いちょうちんをどんな材料で作るかが製作開始時から気にかかり、結局切羽詰った最後の最後にやっとひらめいて作る事が出来ました。
種明かしは・・・バルサ丸棒をサンドペーパーをかけて形を整え、木綿糸を巻きつけちょうちんの骨に見立ました。
和紙に文字を記入、実物のちょうちんの文字を真似て書きました。
見た目は納得のちょうちんが完成。
ちょうちん単品売りの作品でなくハウス全体の装飾の一部なので救われたような気がします。
店正面から、こちらのハウスも1/18で製作しました。
入り口の暖簾は実際に「割烹 藤」の最後の日まで使われ ていた暖簾で製作しました。
看板の文字、暖簾の上がり藤の家紋も写真を見ながら私が書きました。
1枚目はそこそこ、2枚目はもっとダメ、3枚目で自己満足の暖簾完成です。
右側が厨房で左にカウンター席から奥はBOXホールです。
床はタイル張り。
こちらのタイルは厚い洋紙にアクリル絵の具でペイントして線は色鉛筆で引きました。上塗りは水性ニス使用。
厨房のシンクカウンター側、棚上の酒瓶下のドアはトイレ。
悩んだちょうちんも飾れました。
カウンターの上の黒く見えますがガラスケースは塩ビ板を使いバキュウムで製作。
バキュウムする現形はヒノキで製作しました。
ビールケースの上には徳利やポット、(日本酒を温める用かな?)ガスコンロの奥には魚焼き機があります。
ちょっと見にくいですがホールから入り口をのぞく写真です。
シンクは大、中、小、で大きなシンクでは魚をさばいたそうです。
店にお邪魔した時に注文した焼き魚定食、さばの焼き加減丁度良く美味しかったです。
壁にかけられた美人画も写真を見ながら同じように描きましたが色合わせが中々出せず。
こちらのハウスは照明の以来がなかったので配線を隠す悩みはなく幸いでした。手前の黒い部分は店の外部です。
店全体の外壁は壁紙に塗装をして実際の建物の外壁に合わせました。
お品書きは、とても達筆な文字でして、どうするか悩む。
なぜ悩むかと言うと私は字が下手なのです。
しかし、じ?っとみていると同じ文字がかけそうな気がしてきて書いてみたところ修正しながらですが、書けたではありませんか。(やっぱり、天才?)看板文字も暖簾もメニューも自分的には満足に仕上がりました。茶色に焼けた品書きが店の歴史を感じさせてくれます。薄めたステインで色ずけしました。
店の主人の気迫さえ感じられる大きな熊手は横にしなけ れば飾れな
いほど。
自宅教室の生徒が「先生?熊手が曲がってついてます」っと指摘。 確かに!実際のお店でも熊手の枝が危ないためにお客様の邪魔にならないように店主がこのように飾ったのだと思うよと説明。
熊手に羽子板は竹中作、藤娘の羽子板は見てごらんの通り印刷ではありませんこのサイズで苦心しましたね?。
最後に、実際存在するハウスを作るのは、まったく同じに作らないと意味がない為に材料探しも逃げがききません。
製作する時も勝手に変更する事も出来ないための試行錯誤が一番辛いところでもありクリアーできた時は満足感で一杯になります。